尿管結石を自力で2回とも二週間以内に排石した猛者

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きゃおてぃんです。

尿管結石のお話です。

このブログの最初の記事にも書きましたが、わたしのおっとはどうやら尿路結石が出来やすい体質なのかもしれません。2回発症しましたが、2回とも自力で排石している猛者です(ウロカルンという薬は不服用しましたよ)。

それについてのお話です。

泌尿器科ではあるあるな尿路結石。

尿管結石ってなんだろう

尿路結石は、腎臓から尿道に至る尿路に、尿中のカルシウムやシュウ酸などの成分が固まってできる石のこと。腎臓にできる場合もあれば、膀胱(ぼうこう)にあるケースもある。このうち、腎臓と膀胱をつなぐ尿管に結石ができて詰まると、背中や脇腹に激しい痛みが起こる。順天堂大学泌尿器科学講座の磯谷周治准教授は痛みのしくみを「尿管に結石が詰まることでその上流に尿がたまり、圧迫された腎臓が腫れて激しく痛む」と説明する。

https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/15/030900003/080600237/ 日経Goodayより

一連の『尿路』の、どこに石ができたかで『〇〇結石』という呼び方をする、ということですね。

食事や生活習慣も大切ですが、既往や体質も関わっているようです。

石ができるだけならまだしも、

尿の流れを堰き止めてしまっての、のたうち回るほどの疝痛発作

尿の流れを堰き止めてしまって、細菌感染が発症してしまう尿路感染症、悪化して腎盂腎炎や敗血・・・

なんて、怖いことにもなりまねません。

早めの対応が大切になります。

尿管結石の治療

自然排出が困難であったり、薬物で溶解できない場合は、手術の適応となります。手術療法には、内視鏡を用いて、腎臓あるいは尿道の結石を破砕して小片化する経皮的腎結石破砕術、あるいは経尿道的尿管結石破砕術と、体外から衝撃波発生装置で衝撃を与え、結石を小片化する体外衝撃波結石破砕術があります

看護roo!より https://www.kango-roo.com/learning/3129/

尿管結石の食事

1 日 2 リットル以上の水 を飲む石ができにくくなり、洗い流す効果がある。 夕食後の水分補給がポイント。 発汗で尿量が減る夏場や入浴・運動後も補給を。
大量のお酒は逆効果石の原因となるシュウ酸、プリン体(尿酸のもとになる)が多く含まれる。 ワイン以外のアルコールは尿を酸性に傾け、石ができやすくなる。
シュウ酸をとり過ぎな いシュウ酸を多く含む食品・・・ほうれん草、たけのこ、ナッツ、チョコレート、紅茶など 対策1チョコレートならミルクチョコレート、紅茶ならミルクティーにする。(カルシウムと一緒に食べると、シュウ酸の吸収が抑えられる) 2ほうれん草なら茹でて「おひたし」にし、鰹節やちりめんじゃこを添える。(シュウ酸が茹で汁に半分くらい抜ける。)
不足しがちなカルシウ ムを適度にとるカルシウム(シュウ酸の便からの排出促進)1 日の摂取量の目安は 600~800mg 例 牛乳(600cc)木綿豆腐(二丁弱)
動物性蛋白質(肉・魚 など)をとり過ぎない尿中のカルシウム、シュウ酸、尿酸を増加させ、クエン酸(石を防止する)を減少さ せる。1 日の摂取量は体重 1kg あたり 1g が適量 動物性(肉・魚・卵等)と植物性(豆類、穀類、野菜等)が半々が理想。
脂肪は少なめに過剰摂取は、石を作る危険因子に。
糖分・塩分は控えめに尿中のカルシウム濃度を上げ、石を作りやすくする。
炭水化物は穀物を中心 に穀物に含まれるマグネシウムや食物繊維がシュウ酸吸収を抑制。 石をできにくくする。
寝る前の食事は避ける寝ている間に結石成分が尿中に増加。 結石成分は食後約2~4時間で排泄。夕食の食べすぎにも注意する。
https://www.pharmarise.com/paper/list/200811.pdf

食事はこんな感じの患者さん指導を結石入院の方にします

おっとの場合1回目

おっとは4年間で2回、左の尿管に結石ができています。

4年前はわたしの夜勤中に疝痛発作があり、夜勤後に帰宅するとぐったりとしていました。

おっと
おっと

背中が痛すぎて、このまま救急車かと思うくらい酷かった、軽くなったけど、変な感じがまだあるよ。

きゃおてぃん
きゃおてぃん

大変だったね、どこがどんなふうにいたかったの?

おっと
おっと

左の背中が急に痛くなって、1時間くらい・・

きゃおてぃん
きゃおてぃん

この辺、叩くと痛い?周りは?

きゃおてぃん
きゃおてぃん

左背部に疝痛発作、間欠的な痛み、巧打痛、放散痛・・これは結石が濃厚・・

泌尿器科を受診すると、やっぱり結石でした。レントゲンには不明瞭にしか写らず、CTと腹部エコー、尿検査で確定診断がつきました。

8mm大の大きめの結石で、もう少し育つと、結石破砕術という治療のため入院する可能性があることが説明されました。

結石を小さくするためウロカルンが処方され、水分をたくさん摂って、階段昇降などの運動を勧められました。

おっとは、

入院は嫌だから、絶対出す

と宣言をし、

水分を2L/日以上摂取しながら、朝晩1時間以上、自宅にあったこの器械に乗ったのです。

10日ほどで、

amazonより借用

宣言通り排石できました!

おっとの場合2回目

2回目は、4年後になりました。

またまた急な左背部の痛み、1時間ほど苦悶の表情で唸りながらのたうち回りました。辛そうな姿を目の当たりにしてしまって、結石治療で入院してくる患者さんの誰よりも痛がっていて、こんなに痛がっているのに、何もしてあげられませんでした。こちらも辛い。

痛みは軽くなり、経験もあったので、結石だな、とすぐに予想がついてまたまた泌尿器科受診し、4年前同様の確定診断になりました。

4年前のCT画像をよーく見ると、わずかに白い点が左腎盂内に存在していて、それが育って尿管に落ちてきて尿を堰き止めたのでは?という経過予想でした。

今回もウロカルン内服と、水分をたくさん摂って運動を勧められました。

おっと
おっと

今回も絶対出す

と宣言をし、

今回も、水分を2L/日以上摂取しながら、朝晩1時間以上、自宅にあったこの器械に乗ったのです。

amazonより借用

出ました!診断から一週間くらいだったでしょうか。

排石された結石

画像のせます。苦手な方はご注意ください。

まさか、2回とも二週間かけずに排石するなんて。

膀胱まで石が降りた感じがわかった、や、尿道の途中にいるのがわかった、なんて本人の感覚でしかわからない言葉があって、まさかこんなに短期間で・・尊敬です。

結石予防には、食事や水分摂取、適度な運動が大切になりますが、

なんといっても大貢献してくれたのは、この器械

そして、おっとの強い意志!石を出す意志

こうなりやすい、という体質はやっぱりあるとは思います。

規則正しい生活、運動、バランスが大切なんだなと、何にでもそうなんだな、と改めて夫婦で実感したというお話でした。

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