膀胱がん化学療法について

健康

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シスプラチン+ゲムシタビン療法中です。

わたしのお世話になっている病院はこんな治療方針。

化学療法はGC療法(ジェムザール、シスプラチンまたはカルボプラチン)を中心に行っております。GC療法の有効性が乏しい場合には免疫チェックポイント阻害薬(ペムブロリズマブ)による薬物療法を行います。

まずは化学療法を何コースか実施してから、効果次第で次の治療を検討していく形です。

このブログでは、下記をまとめてみました。看護目線、たくさん入れてみましたよ。

①そもそも化学療法って何?看護師の役割も含めて

化学療法って抗がん剤のことだけど、そもそもなんなんだろう。種類は何があるんだろう。

を簡単に説明します。

化学療法とは一般に、抗がん剤を使ってがんを死滅させる、あるいは小さくする方法。抗がん剤治療だけの場合もあるが、手術療法や放射線療法と組み合わせて行われる場合も多い。

抗がん剤の種類には抗がん剤・ホルモン療法・分子標的薬などがあるが、どれも日々研究が進んでおり、新薬がどんどん開発されている。たとえば比較的新しい分子標的薬は、がん細胞の分裂・増殖・転移を分子レベルで抑える比較的新しい薬で、従来の抗がん剤よりも副作用が少ないといわれている。

抗がん剤や分子標的薬での治療を行う場合、どんな薬を1日あたりどれ位、何日間使用するかだけではなく、薬の組み合わせや、投与の順番も決まっている副作用を予防するための薬剤を前投与するとか、補液をどれだけ使うのか、なども決まっている。こういった決まりのことをレジメンと呼ぶ。

レジメンによっては化学療法だけの場合もあるが、手術前なのか手術後なのか、放射線療法と組み合わせて行うのかなど、がんの部位や状態、患者の状態などによって大きな違いがある

化学療法ではほぼ100%みられる副作用への対応

抗がん剤の副作用は実に様々ではあるが、メジャーなものとしては、骨髄抑制、悪心・嘔吐や下痢などの胃腸障害、皮疹などの皮膚障害、脱毛、神経障害などがある。薬剤の種類によってある程度予測されるが、症状の現れ方も急性・遅延性など多岐に渡る。

看護師には、これらの副作用を常に予測して行動することが求められる。症状が出てから対応を検討して準備して・・・では遅いのだ

また患者への精神的なサポートも必要。がんであること、多くの治療を受けること、副作用に悩まされること、これを全て当たり前のことだからで片付けるのではなく、なぜそうなるのかを把握し、どうすれば患者が楽になるか・前向きに治療を受けることが出来るのかを考え、サポートしていく必要がある。

もちろん看護師が全て行うわけではなく、医師、薬剤師、心理カウンセラーなどと協力するのだが、患者の一番近くで訴えを聞くのは看護師であることも多く、医師等への情報の橋渡しも看護師の重要な仕事といえよう。

日進月歩で変わっていく抗がん剤治療。より安全でより効果的な方法が検討され、新しい薬剤やレジメンもどんどん増えていく。がん治療に関わる看護師はこれらの情報に対するアンテナを常に高くし、患者と関わっていく必要があるだろう。

看護roo!より

細胞をやっつける強い毒薬を入れるので、がん細胞のみならず元気な細胞も狙われてしまう諸刃の覚悟のいる治療でもあります!

看護師は、患者サポートとスケジュールの把握、薬剤の把握、滴下時間調整が重要です!

②わたしのレジメン(化学療法スケジュール)は

レジメン(先ほど紹介した化学療法投薬スケジュール・決まりのこと)の紹介です

入院日
ハハイドレーション(水負荷) ヴィーンD500ml2本5時間ずつ

加療1日目、8日目、15日目
デキサート+生食100ml30分
ゲムシタビン1450mg+5%glu100ml

加療2日目

① 生理食塩水500ml 8時間
②生理食塩水500ml4時間
③アロカリス+パロノセトロン0.75mg50ml30分
④生食50mlフラッシュ数分
⑤シスプラチン+生理食塩水500ml4時間
⑥マンニットールS300ml45分
⑦生理食塩水500ml3時間
⑧生理食塩水500ml3時間

加療3日目と4日目

朝食後にデカドロン4mg2錠ずつ内服

4週目はお休み

これを何クールか繰り返す。施設によってはいろいろありますが、おおまかにはこんなかんじです。

簡単な注意点とお薬に関して

  • ゲムシタビンは投与時間30分以内にしなければ、副作用増強リスクがあると報告があるもの
  • シスプラチンは腎機能悪化リスクが高いので大量に水負荷をかけて体の負担を軽くする。ほぼ消化器症状が出現する
  • ゲムシタビンは血管痛がある
  • キサートは副作用予防の点滴
  • アロカリスは以前は内服していたしていたアプレピタントに変わる副作用予防の点滴
  • マンニットールは浸透圧性利尿薬に分類され、血液の浸透圧を上昇させ、組織の水分を血中に引き込み、血流量が上昇することで腎血流量を増加させる
  • マンニットールは血管痛がある人も

看護師目線で注意点がもう一つ

③血管外漏出について

化学療法薬の血管外漏出(extravasation:EV)について

漏れてしまった場合、起壊死性なのか、炎症性なのか、非起壊死性なのか、で対応が違います。起壊死性は、早期発見がキモです。EVで皮膚が壊死してしまうからです。

ですので、血管確保はできるだけまっすぐで太さがあって、関節などの可動部ではないところを選択します。手関節から10〜12cmまでは、神経損傷リスクが高いともされていますが、狙いやすい血管はその辺りが多いので、穿刺時は十分に患者の反応を確認しながら実施します。

血管外漏出の防止と早期発見・対応|ナース専科
ナース専科 より

血管確保は大変で、一般的な補液ももちろんそうなんですが、化学療法はEVがあるので本当に気を遣うんです。

1.穿刺しづらい血管は細いだけではなく、弾力がありすぎて針が刺さらず血管が逃げる、

2.高齢だったり栄養部不足だったりで血管にハリがなく逃げる、

3.脱水で血管内水分がすくない、

4.まっすぐな血管がない、

5.血管は浮いているのに針が進まない血管壁が強いのか皮膚がギシギシした感触

6.血管は浮いているのに血管との相性が悪い(これは、どんなベテランでもあるんですよ)

看護師さん頑張っていますよ

④わたしの体験した副作用

そしてわたしの体験した1コース目での副作用は・・・

加療3日目から食欲不振と強すぎる浮腫、倦怠感、頑固すぎるラスボス級便秘が現れ、なかなか良くならず4日目には体重が加療開始から3kg以上増加してて、全身がパンパンになりました。抹消はもちろん、大腿内側、体幹もパンパン。

ゲムシタビンの血管痛

水が溜まるとこんな感じなのかぁ。こんなに辛いのかぁ。

マグミット(下剤)を処方してもらったけど、こんな状況で効くのかなあ。

制吐剤も用意しておいてもらおう。

自分の身体が臭い、中から臭い、臓器の匂い?口の中もものすごくベタベタして汚れも半端なくいつもの7割り増しくらいの感覚。

このまま良くならなかったらどうしよう・・

抗酸化、デトックス摂れるようになり次第再開しなきゃ・・

シスプラチン投与14日目から髪の毛が抜けはじめ、次の2クール開始時点でも抜け続けていて、頭頂部の分け目が目立つ薄毛レベルになりました。シスプラチンはあまり抜けない人が多いみたいだけど、これはあまり抜けてないレベル?とは思えない。

レジメン重ねていくことで、確実に毛はいなくなる。抜けるのはある程度覚悟していたけど結構ショック大きい・・

そりゃ、毒を体に入れてるんだもんね。

利尿と血糖値上昇予防と抗酸化目的でごぼう茶を飲んでいたけど、受け付けなくなってきて、水、レモン水が1番飲みやすい状況でした。

⑤まとめ

強いぞ強いぞ西洋医療の化学療法薬。

副作用予防も組み込んだレジメンであっても、個人差はあれど副作用が付き纏って、正直しんどいです。ですが、乗りきってこその将来の目標「元気に長生き」

趣味を再開しておっとと楽しく過ごすという目標を現実にするんです。

そのためには、やっぱり治療ありきにはなるけれど、治療中はものすごく身体はケミカルな状態だけど、できること・生活を整えていくこと・安全なものを身体に良いものを頑張りすぎずに楽に自然に取り入れていくことが大切なんだろうなと思っています。

水の安全性も気になるところ、いろいろ動画やブログを見たところ、クリスタルガイザー青キャップがよさそうです。

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